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プロフィール


  • 後藤 春彦
    昭和42年、東京生まれの石巻育ち
    <現職>
    株式会社宮富士工業 専務取締役
    石巻まちづくりギルド 代表
    <略歴>
    平成元年より10年間、(財)石巻市文化振興公社に勤務。この間、鈴木雅之、中山美穂、NHK交響楽団、松竹大歌舞伎等アーティストの石巻招聘や地元文化団体のサポート、舞台演出を手掛ける。
    平成5年、社団法人 石巻青年会議所に入会。平成17年、理事長に就任。平成19年12月、満40歳をもって退会(卒業)。
    現在は、プラント設備製造会社勤務。かつてはその傍らラジオDJや各種イベントでのMC、ブライダルMC等の活動を行っていた。
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2008.02.12

石巻市庁舎移転問題 市民公開座談会(5)

5回に渡り連載してきた座談会シリーズもこれで最後です。
おかげさまでここ数日1日200件近くのアクセスがありました。
検索ワードも「石巻 市庁舎 移転」といったものが最も多く、 本当に皆さん関心をもたれてるんだなぁ、 と改めて実感しました。

さて、話を座談会に戻します。
フリートークに入ったものの、意見はどちらかと言えば、 最初に述べた持論に対する補足や補完が大勢を占めました。
概ね移転を是とするものが多く、 市役所機能+アルファーという部分に話はシフトしていきました。
時折、会場からも意見を伺いましたが、 それもプラスアルファー部分が多くありました。
唯一違ったのは開北地区、 旧市時代に市庁舎予定地であった地区の元地権者の方からの意見でした。
曰く「自分達の全く預かり知らぬところで、 この様な話になって残念。昨日まで予定地とされながら、 市からの説明もなく急にさくら野と言われても納得できない。 水押踏切など、 交通の問題も解消されないまま市役所が出来たらどうなるか!」 といった内容でした。
言葉の端々からは、その無念さが伺えます。
先祖代々守り抜いた大切な土地。
それを市役所が出来るなら、 との思いで提供された方々の気持ちは察するにあまりあります。
こうしたメンタル面への配慮も置き去りにして、 市内のお歴々がさくら野移転論を主張するのはその立場から考えてどうかと思います。

ところで私はこの時、 どこで持論を出そうかと考えていました。
プラスアルファーで盛り上がっているうちは止めておこう。
出尽くして中だるみしたときがタイミングだ、と決めました。
案の定、意見は文化施設併設、託児機能、 1Fにスーパーマーケットを等々広がりを見せたものの、 なぜここに市役所が必要なのか、 という重要な部分を詰め切れないまま時間が迫ってきました。
(よしっ、ここだ!)
私は意を決して挙手し、マイクをとりました。

先ほど、 さくら野福島店のお話をされた方がいましたが、 これを福島市役所にしようという動きがあったそうです。
経済団体が中心になり署名活動までしましたが、 でも実現はしませんでした。
それは、福島市のホームページにもありますが、 83億円という改修費用がネックであったと推察されます。
建物の大きさそのものが違うでしょうから単純比較は出来ませんが、 ここも数十億円規模の改修費は必要になるはずです。
例え、建物をタダで頂けたとしても、 これだけの費用が掛かるということは念頭においてください。
さて、話は変わりますが、 そもそも市役所には沢山の課がありますが、皆さん、 例えば建築課などには用がありますか?
恐らく業者さんでもない限り、 そうそう年に何度も用はないと思います。
仮に建築課がここになくても不便と感じることはないのではないでしょうか。
私達生活者に必要なのは、例えば市民課の窓口や福祉課の窓口、 国保年金課の窓口です。
でも、それだけがあっても実は不便なんじゃないかと思います。
それと一緒に、パスポートを作ってもらえる県の窓口、 市税と一緒に県税の用も足せる窓口、 国保年金課とリンクして社会保険事務所もここにあればどんなに便利なことか。
私は、市役所をここにポンと持ってくるのではなく、 そういった市民生活に必要不可欠な役所機能を集めた、 名付けて「生活合同庁舎」 というものをここに設置したらよいのではないかと考えています。
そして、図書館をここに移設します。
さらに文化センターのホール機能をワーナーマイカルシネマズの跡に持ってきたらどうかと思います。
そうすれば、 毛利コレクションの展示施設も新たに増設することなく、 既存の文化センターホール部分に常設展示することができ、 そこでまた費用が浮くのではないかと考えます。
とにかく無償で頂く大切な建物です。
安易に市役所に、というのではなく、 もっと知恵を出し合った方が良いと思います。
たぶんに妄想も含まれますが、私の意見はそんなところです。

限られた時間内で一気にまくし立てたので、 重要なところが抜け落ちたりもしましたが、 十分思ったことは言いました。
果たして…会場からは大きな拍手を頂きました!
まぁ、中にはムスっとしてた人もいましたがネ。

要するに私の意見には、 市役所が1箇所に集約されたからといって市民生活の利便性にはあまり大きなプラスはなく、 週休2日の市役所があったところで中心市街地の活性化にはつながらない、 という意味も含まれていたのですが、 何となくその後の意見を聞いていると、 理解はして頂けたようです。

そうそう、 私の意見のすぐ後にコメンテーターである商工会議所幹部がマイクをとったんですが、 言った内容そのまんま載せちゃいます(笑)

「これって批判しちゃいけないの?
(司会者×のサイン)
あ、そ、じゃ一言。初夢だね」

だそうです。
これを聞いた知人からは「反論してやればよかったのに」 と言われましたが、ま、いいんじゃないですか。
これでどちらが次世代へ責任ある街づくりをする気があるのか、 聞いている方には良く分かったかと思います。

私は、青年会議所の後輩達へ常々こう言ってきました。
馬鹿話はたくさんした方がいい。
荒唐無稽なアイデアを並べていくうちに、 きっといいアイデアが浮かぶよ、と。

百の馬鹿話からひとつの真実。

それが私のやり方です。

一見、荒唐無稽な「生活合同庁舎案」ですが、 そんな夢や希望を出し合いながら、市民本位の、 生活者にとって便利なものが出来ればいいんじゃないですか。
別に私の案がベストであるとは思っていませんし。
大事なのは、 安直に結論を急ぐのではなく議論を尽くして良い物を作ることではないでしょうか。

そういえば「一つの市役所」 を声高々に訴える方もいました。
第何庁舎だか分からないぐらい分散化してしまった市役所を一つにまとめるのが悲願であると。
でも、それもどうなんでしょう?
広域合併し総合支所が既に6つある時点で、 実は役所のクラスター化は進んでいると思います。
こうなった今、逆に一つの市役所を叫べば叫ぶほど、 合併した町を疎外している様な気がするのですが。

このくだりを書き始めると、 また長くなってしまいそうなので、座談会シリーズはこの辺で。
商工会議所幹部の発言といい、 コーディネーターの持っていき方には多少我田引水的なものも感じましたが、 私も含め市民がこの問題を考える良いきっかけにはなりました。
関係された皆様方、大変お疲れ様でした!

次回は、私の考える中心市街地、さくら野跡利用方法、 そして市庁舎のあり方を書きたいと思います。

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コメント

seagreenさん、書込ありがとうございます!!
また、私案にご賛同いただき感謝です!!
巨大な敵かどうかは分かりませんが(笑)
せめてみんなが議論できるような
そんな場作りに頑張りたいと思います。
seagreenさんも、もし何か案がありましたらご教示願います。

ゴトハルさん、初めまして。
生活合同庁舎案、とてもすばらしいと思います。次回の詳しいご説明が楽しみです。
是非「巨大な敵」に負けないよう頑張ってください!

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