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  • 後藤 春彦
    昭和42年、東京生まれの石巻育ち
    <現職>
    株式会社宮富士工業 専務取締役
    石巻まちづくりギルド 代表
    <略歴>
    平成元年より10年間、(財)石巻市文化振興公社に勤務。この間、鈴木雅之、中山美穂、NHK交響楽団、松竹大歌舞伎等アーティストの石巻招聘や地元文化団体のサポート、舞台演出を手掛ける。
    平成5年、社団法人 石巻青年会議所に入会。平成17年、理事長に就任。平成19年12月、満40歳をもって退会(卒業)。
    現在は、プラント設備製造会社勤務。かつてはその傍らラジオDJや各種イベントでのMC、ブライダルMC等の活動を行っていた。
    続きは以下リンクへ

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2008.02.11

石巻市庁舎移転問題 市民公開座談会(3)

このブログ始まって以来のシリーズ記事になってますが、 もう少々お付き合いください。

さて、 今回は座談会で発言するにあたって事前に調べたことを書いていきます。
この手の座談会や討論会って、 結構行き当たりばったりで喋ってんじゃない? と思われがちですが、いえいえ、それは違います。

前に某選挙の公開討論会のコーディネーターをさせていただいた時、 出演される方々の楽屋へご挨拶に伺ったことがありました。
その時、私が目にしもの。
それは、びっしりと集められた資料、そして、 発言要旨をまとめたかなりの数のメモ書きでした。
喋ることには長けているはずの政治家の皆さんですら、 そこまで下準備をするんです。
その姿を見て、 自分がちょっと恥ずかしくなったのを覚えています。

そんなこんなで、それ以降、 自分もどこかで何かを喋るときには、要旨をまとめ、 伝わりやすい言葉を選ぶようにしてきました。
もちろん、データの収集や下調べを入念して。

ところで、今回、公の前で話すのは久しぶりのこと。
青年会議所在籍時は、 それこそ自分の意見を話す機会は色々とあったのですが、 いざ卒業してみるとぱったりと無くなってしまいました。
現役の皆さん、何か言うなら今のうちですよー。

 

前置きが長くなってしまいました。
これより本題に入ります。

さくら野へ市役所を移転するメリットに、 費用の安さを上げる人が数多くいます。
しかも、さくら野百貨店側では既存の店舗を無償で石巻市に寄付するということです。

「建物がタダならいっちゃ。市役所にすっちゃ」

という声はあちこちで聞かれます。
確かにそのまま使えるならそれに越したことはないです。
ですが、そうはいかないらしいのです。
私自身、建築士ではないのでそれほど詳しくないのですが、 商業ビルであるさくら野百貨店をオフィスビルである市役所に改造するには、 相応の費用が掛かりそうなのです。

「窓の無い市役所なんて窮屈だよねー」

こんな声も聞きます。
これは報道等で窓が必要と書かれているから出た話なのでしょうが、 窮屈だからではなく、建築基準法によるものです。
採光基準というものなんですが、 オフィスの執務空間は建築基準法上の「居室」 にあたり原則として採光・換気等の衛生上の配慮や、防火・ 避難のための安全等が求められるそうです。
また、 この法令の他にも消防法や労働安全衛生法も絡んできます。
この辺りのことについてはオフィス家具メーカーのイトーキのHPに詳しくありましたので、 そちらをご参照ください。

上記のサイトなんかを見てると 「相当改造費用が掛かりそう」 ということがぼんやりと浮かんできます。
じゃあ、 実際に商業ビルをオフィスビルに転用した事例はないだろうか… ということになりますが、 実は非常に近似した事例があるのです。
というか、どっから見てもうり二つの事例が!

平成17年3月、さくら野百貨店福島店が閉店しました。
これを受けて、福島商工会議所等の経済団体が 「中心市街地の空洞化」と「新庁舎建設に掛かるコスト」 を憂慮し、福島市並びに議会に対して陳情書を提出したのです。
また、これを後押しするため、6万7千余名からの署名も集めました。
しかし、これは実現しませんでした。

それは何故か?
恐らく、 改修費用によるところが大きかったのではないかと推察されます。

福島市の試算によると、 その改修費用はなんと 83億円

これは、見逃せない事実のひとつです。
この情報は福島市の公式ホームページに載っていることなので間違いないでしょう。
ちなみにページのほぼ中段辺りにこの件が載っていますので、 ぜひご覧になってみてください。
ただし、HPには改修費83億円と書かれていますが、 土地及び建物の取得費用が含まれているかどうかは定かではありません。
それにしても、相当の改修費が掛かることは確かです。
改修費については、 先頃石巻市がコンサルタントに試算を依頼することにしたらしいので、 その回答を待ってみたいところです。

長くなって読みづらくなりそうなので…いや、 書いてるこちらも書きづらくなってきたので(笑)、 いったんこの記事はここで閉じます。

(つづく)

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